


昨年12月から家庭・小学校・職場で育てられたサケの稚魚たちが、大海原を目指して旅立ちます
【2020年3月28日が10月31日へ延期になりました】
第21 回大雪山フォーラム
お話 梅沢俊さん(植物写真家)
「ヒマラヤに花をたずねて」
忠別川に野生のサケの復活を!
今年度2回目のさけゼミナールを行いました。
今回はまず、自然のサケの、遡上から稚魚が海に出るまでの天敵などについて、ビデオ学習。
その後、里親のみなさんから、飼育の状況の報告や質問をしていただきました。
世界的に雪不足や温暖化などの気候変動が起きていますが、旭川も同様で、水温の管理に気を使っている方が多い様子。
水温が12℃を超えると、水中に溶け込める酸素が少なくなるなど、サケの稚魚たちの生死に関わってしまいます。
3月に入るまではそれほど気を使わずに済むことが多いのですが、今年は早々に凍らせたペットボトルを水槽に浸けるなどして水温を下げるなど対策をしています。
このあと3月にかけてこの異常な高温が収まってくれると良いのですが、どうなるでしょう。
(左の胸ヒレが欠落しているのか元気のない仔が一匹、ちょっと心配です。)
昨年末クリスマス前後から年末にかけて孵化し、そろそろ栄養の袋(卵黄嚢)が小さくなりお腹が閉じて、岩の隙間に隠れているのをやめて、水底から浮上して泳ぎ始めたところ。
そろそろ餌も与えはじめる頃です。
「サケの出発式」は3月29日、元気に成長するのを見守りたいと思います。
大雪山ではけっこうな初雪が降りましたが、掲載していなかった5月にしては35度の猛暑の中での講座の様子をどうぞ。
第7講座 神居古潭・神居岩
2019年度最初の講座。
今回初めての試みで、バス・自家用車を利用して現地集合での開催。
当日はお天気も最高というより5月にしては35度の猛暑で
暑さに参ってしまいました。
神居岩頂上から空知の田園風景・石狩川の蛇行を見ながら
神居古潭の大地の歴史を学ぶことができました。
川端層には皆感激、太古に思いをはせていました。
6月23日 ピンネシリ1100m
天候:晴 23名参加
とても長い樹林帯を約4時間かけて歩き、稜線に出て頂上を目指します。
稜線からは30分で頂上。
稜線・頂上からは日本海が見えました。
途中倒木が 30数か所あり登ったりくぐったり大苦戦。
学生さん、ひぐま大学で来なければこの山に来ることはない感謝!
た。
【余談】
予察の日は十勝岳山開きが中止になるほどの嵐。
ピンネシリも猛風で稜線に出ると立っているのもやっと。
何も見えずとても苦しい予察でした。
写真どころではなく良い写真がありません
^^;
しばらく溜めてしまっていた講座報告。最近のものから順次掲載して行きます。
まずは花真っ盛りの旭岳縦走から。
縦走組と縦走に自信の無い人のために裾合中岳温泉の2コース。
<縦走コース>
駅舎を出る時は晴れていたのですが8合目からは視界不良、頂上はガスの中。それでも間宮分岐からはお鉢平カルデラを見ることができ感激。
<中岳温泉コース>
中岳温泉コースはいつもの山行とは違い咲いている花の特徴を勉強したり、火山岩を手に取ってみたり、地形の(山の)古い順等等。
花に集まるマルハナバチの様子を観察なども。ツガザクラの蜜をとる様子には頭が下がりました。
特定外来生物にも指定されているセイヨウオオマルハナバチ(農家のトマト栽培のために使われている)が野生化して定着しつつあり、在来種の減少や交雑での遺伝子汚染など影響が大変心配。
北海道さけ・ます増殖事業協会から譲り受けたサケの受精卵を市民が育て、3~4センチになった稚魚を放流する、第36回目の「サケの出発式」を忠別川河川敷で行いました。
旭川チカップニアイヌ民族文化保存会の皆さんが「カムイチェップノミ」を行った後、子どもたちがバケツやコップで稚魚を放流しました。
ひぐま大学の今期最終講座は湯内山を目指しました。
旭川と深川の境界線上で上川(盆地)と空知(平野)の境にもなっています。
稜線近くの送電線下は風強し
少し重めでしたがフワフワの新雪の下り、スノーシューはスキーと違い、コースさえ選べば技術がなくても恐怖感なく楽しめることが多いのが良いところですね。