2024年8月18日 ひぐま大学特別講座【増毛山地雨竜沼湿原】

大雪山と旭川の自然を学ぶことを目的にしているひぐま大学ですが、近隣の他地域と比べてみることも大事なので行うのが特別講座。今回は日本海沿いの増毛山地(樺戸山地)にある山岳型高層湿原を訪れました。

登山口付近から見える丸山の岩壁(山といっても地図で見ると大地が岬状になっている突端部分)
登山道から脇道に入り白竜の滝の滝壺へ
登山道に戻り上から
湿原入口から少し進むと立派な展望デッキ。気候変動(温暖化)のためか笹の進出が進んでいるようだ。
展望デッキの目の前ではペンケペタン川の湿原らしいクリークの蛇行が見られる
高層湿原特有のまんまるで地面より高いところに水面がある池塘
道内各地同様花の時期が今年は早い。ウリュウコウホネも見ごろをちょっと過ぎている感じ
湿原の奥には南暑寒・暑寒別岳が
水面に雲がくっきりと映る
湿原奥の展望台付近からの湿原

2024年7月21日 ひぐま大学第3講座【旭岳・裾合平周遊】

第3講座は北海道最高峰旭岳を越えてお鉢平の縁を通りチングルマなどの大お花畑を巡るコースでした

北海道最高峰大雪山旭岳2291m
6合目、旭川方面を望む
南方面、トムラウシ山や十勝岳連峰まで見事な展望
旭岳山頂までは700mほどをひたすら登ります
山頂は広々
お鉢を回って中岳温泉へ降りてきたところ
足湯
温泉から少し降りると広大なお花畑の裾合平へ

ここからは当日の写真が手元にないのですが、昨年の良い時の写真から掲載

街の辺りでは4月〜GWころのエゾのリュウキンカもここではこの時期に

2024年6月23日 ひぐま大学第2講座【富良野岳山麓原始ヶ原湿原】

天候に恵まれ快適に歩くことができて何よりでした(湿原・沢沿いのコースなので雨が降っていたりするとなかなか大変なんです)。

富良野岳もバッチリ(登山道もついているけれど、かなりの健脚コース)
腐生植物のギンリョウソウ、薄暗い樹林の中に生えていることが多いこともありますがなんとも妖艶
ミヤマハンショウヅル
不動の滝、滝コースの名の通りいくつもの滝が
何度か渡渉をしながら進みます
帰路は林間コース、登山口近くまで降りたところには湧き水が
湿原にいた昆虫、湿原に多いスゲハムシ、様々な色のものがいるそう
最近はあまり使われなくなってきていてトラブルは減ってきていますが、ポリウレタンソールのものは5年程度で靴底がボロボロと崩壊するので注意ですね(大抵の場合両足同時に壊れます)。壊れる前に買い替えましょう。

ひぐま大学入学式と第一講座

今年のひぐま大学が開講しました。

入学式では大雪と石狩の自然を守る会とひぐま大学のこれまでについてや、山歩きに必要な道具などについてのレクチャー、各回の室内セミナーから巡検の流れ、学生とスタッフの自己紹介などのオリエンテーションを行いました。

第一講座は上川盆地と空知平野の境の山々のひとつの音江山へ。

次回第二講座は大雪山国立公園の南端、十勝岳連峰主脈の末端、富良野岳山麓にある湿原、原始ヶ原を目指します。

2023年8月28日 ひぐま大学美瑛富士・十勝岳山麓

旭川出発時から小雨。登山口から雨具を着る。

取りあえず天然庭園を目指すも土砂降りとなり、登山道は川状態に。

皆さん元気であったが、安全を優先しやむを得なく、下山とした。

望岳台に向かい十勝避難小屋まで登ってきた(雨は止んで雨具の必要はなかった)。

美瑛富士の登り初めの登山道には、ゴゼンタチバナがオレンジ色の実を付けていた。キリンソウの花は小さく淋しそうに咲いていた。オオカメノキも真っ赤な実をつけていた。もう山は秋を迎えている感じ。登山道の両脇には赤エゾマツが多い。十勝岳の避難小屋までの登山道にはウラジロタデの葉が紅葉しはじめ、エゾオヤマノリンドウは美しい紫色で雨のおかげでツヤツヤ光っていた。

最後のご褒美は、帰りのバスに中から見たとても綺麗な虹。

2023年5月28日 ひぐま大学第7講座 – 石垣山

先週にはすでに第8講座も行いましたが、まずは第7講座の石垣山の様子を掲載します。

旭川から層雲峡へと向かう途中、石狩川が南北方向から東西方向へと大雪山を回り込むように流れる方向を変えるその少し先にある石垣山。

国道沿いからも上の写真のような柱状節理を眺めることができます。

国道側から観ると山陵は絶壁ですが、石狩川に侵食されてのもの。反対側は大雪山の溶岩のなだらかな台地です。

下山後は町内にあるセミオープンエアのバーベキュー場でジンギスカンの昼食を楽しみました。